間違っていた!インフルエンザ対策と予防法
インフルエンザにはすべての人が1度感染しているといいます。
「でもかかったこと無い!」と思う方は、幼少期に感染して免疫がついて
症状が出なかったり、軽かったりして気づいていない人が多いのです。
インフルエンザは空気感染しない。
くしゃみやせきなどのしぶき(飛まつ)感染によって感染します。
体内でインフルエンザのウィルスが増殖するのを抑えるために高熱が出るのです。
キスや間接キス等はやめたほうが良いです。鍋などは熱で殺菌されるので安全です。
くしゃみのしぶきの到達距離は2m程度といわれます。
効果的な予防法
・ せきやくしゃみには近づかない。
(なるべく人ごみは避けて、クシャミやセキをする人からは距離をとりましょう。)
・ マスクと手洗い。
・ 喉は湿らせておく。(加湿器や濡らしたタオルを掛ける。)
ウィルスが体内に入ると30分くらいで感染してしまいます。帰ってからのうがいは手遅れになりがちです。
ストレスが多い方はかかりやすいそうです。免疫が下がっているのかもしれません。
タミフルはウィルスを殺すのではなく、増殖を抑えるのです。インフルエンザウィルスの増殖スピードは
恐ろしく速いのです。
48時間でウィルスは全身に広がり、その後は体外にせきやくしゃみで放出されるのです。
体内に残ったウィルスは体内の細胞が生まれ変わるときに共に死んでいきます。
ほっといても治るといわれるのはこの為です。
タミフルで異常行動が起こるとされていましたが、現在は高熱によるものとされてきています。
予防接種は死んだウィルスを注射することによって、事前に免疫を作るのです。
予防接種をしたからといっても、感染しないわけではありません。
症状が軽くなったり、治りが早かったりするだけです。
血液の中で抗体を作るので、鼻や喉からウィルスが入って感染することは防げません。
感染してからのウィルスの広がりを血液中の抗体が抑えてくれるのです。
現在は鼻に噴霧する生ワクチンがあるそうですが、日本ではまだ認可されていません。
なぜかというと、生きたウィルスなので、ワクチンによって発病するリスクがあるのです。
死んだウィルスを使ったけい鼻ワクチンが研究されているそうです。実用化はまだですが。
インフルエンザウィルスは遺伝子の型が変わりやすい。これはウィルスの子孫を残すため
の知恵のようです。同じ型だと免疫により生き残る確率が下がってしまうのです。
鳥インフルエンザ
致死率60パーセントの強力なウィルスです。これも飛沫感染です。
鳥から鳥に感染し、人から人への感染は今のところありません。
鳥インフルエンザウィルスは肺の細胞に感染し、肺炎になって呼吸困難になり死亡します。
万が一、型が変化して人から人へ感染するとしても、人の肺から肺に感染することは難しいそうです。
さらに、人から人へ感染するときには、鳥から人よりも重症となりにくいそうです。
新型インフルエンザ等の噂が流れているときに高熱が出たら、早めの受診が一番大事と思います。