火事(火災)を起こしてしまったら 〜その後にやるべきこと〜

 
   


 このページを見ているということは、かなり切羽詰まった状況かと思います。

まずは、冷静になって、落ち着いて今後のことを一緒に考えましょう。

● 火災が収まったら、消防と警察の合同調査が始まります。この時、両親のどちらかは立ち会うことになります。

● 消防の人から罹災証明書をもらって後日、罹災証明書を消防署に提出します。

● 貴重品を速やかに回収しましょう。火事場泥棒が来ます。本当に来ます。近所の子供が入ってくることもあります。家に入れないようにロープで囲うのもよいと思います。

● 電気、ガス、水道、新聞などは速やかに止めましょう。

● 契約している火災保険会社に連絡しましょう。後日、関連調査会社から派遣されて写真などを取りに来ます。要立会

● 合同調査が終わると、両親はそのまま警察に連れていかれて、火災の原因を調査するため、火災発生日の行動について一人ずつ聞かれます。3〜4時間はかかるかと思います。それでもはっきりしない場合、子供たちも聞かれます。

● 家が全焼した場合、服がないので、数日間着る着替えを買ったほうが良いです。

● その後、止まる場所を探します。次の家が決まるまで数日かかるので、安い民宿がお勧めです。  
← ここまで1日の作業です。



● 市役所の生活支援課に火災があった旨連絡すると、自治体によりますが、家族分の布団や、救急セット、その他災害見舞金10万円くらいがもらえます。その他さまざまな控除される手続きが出来るはずです。

● 知り合いなどから、生活家電を貸してもらえるよう連絡しまくる。

● 燃えた家からなるべく近いところで、取り合えず住める程度のアパートを借りる。(知り合い経由だと、事情を知っているので敷金礼金なしで貸してくれる可能性が高い。)

● 新しい家の電気ガス水道の契約をしましょう。

● ご近所の方にお見舞いの菓子折りをかってお詫び行脚します。

● 燃え残ったまだ使えそうなもの、アルバムや家財などを回収します。

● 燃えた家にある燃え残りのゴミをクリーンセンターに直接捨てる。

● 焦げた家電はリサイクル法にかかるので、家電屋に引き取ってもらう。

● 最後の難関です。  家の解体の準備にかかります。

 まず、なるべく安い解体業者を探します。安すぎると悪徳業者かもしれないので、知り合いの紹介かネットでよく調べて探します。市役所生活支援課でも紹介してくれますが、高い場合があります。 

  借家やアパートであると、事業用扱いとなり、ほとんどすべて産業廃棄物扱いとなるため、破格に解体費が高くなることがあります。(自治体による)

 解体日までに「電話回線」「インターネット回線」「電気」の線を撤去しなければならないので、各会社に電話します。撤去に立ち合いが必要な場合もあります。

● 解体業者が決まったら、役場経由でクリーンセンターから派遣された人と、解体業者と三者立ち合いで火事場のものを見ながら、産業廃棄物に該当するものを選別していきます。

● 気になる解体費ですが、大きさによりますが、2階建てで一般的な大きさであれば、
家が個人の所有物であれば、200万円前後、借家等の事業用であれば400万円前後になるかと思います。

● 解体が決まったら、再度ご近所に解体のお知らせを菓子折りを持って回ります。

● 最後に解体前に使える家財などがないか最後に確認します。

● 解体が終わればひとまず。終わりです。新しい生活の準備を万全にしましょう。

〇 家具、家電はジモティーでそろえるとかなり出費を安く抑えれます。

それでは、これから大変かと思いますが、前向きに前進していきましょう。