Altn AP Filed とは


飛行計画に離陸の代替飛行場をファイルしているということ。

代替飛行場とは
 
1 離陸の際に発動機が故障した場合等に着陸できるよう出発飛行場以外の飛行場を指定 すること。多発機が設定することが出来る「出発時の代替飛行場」
 
2  目的地が天候不良などで着陸できない場合に目的地以外の飛行場に着陸するよう設定する「目的地の代替飛行場」

 簡単に以上2つがある。





離陸の代替飛行場を設定すると、離陸直後にエンジントラブルなどが発生しても近傍の他飛行場に向かって着陸するため、出発飛行場に戻らない前提なので悪気象状態でも離陸することが出来る。
基本的には「出発飛行場には戻らないもんね!だから飛べれば問題なし!」という発想。

 

上記の表示は、離陸の代替飛行場を設定していれば、雲高が200ft、RVR又は地上視程が800mあれば離陸できる。ということです。

離陸の代替飛行場を設定していない又は出来ない場合は、Otherで「着陸の最低気象条件を適用する。」という意味です。

なので、ただ離陸できれば良いということにはなりません。何か問題があったらすぐに引き返さなければならないので、離陸する飛行場に着陸できるだけの天候でなければ離陸できないのです。

どこを見るかというと、その出発飛行場の最も精度の高い進入方式、例えばILS進入等の最低気象条件を満たしている天候であれば離陸できるということです。あとはその進入方式を使える機材を搭載していることですね。